シール印刷の材料は用途により異なる

シール印刷は、ラベルや剥離紙の2つで構成されていますが、ラベル部分がシールで裏面は粘着剤が塗布されているのが特徴です。使う時には、ラベルを剥離紙が剥がし対象物に貼り付けて利用しますが一度貼り付けても剥がせるものと簡単に剝がせないタイプ、粘着力にもよりますが剥がしたものを再び貼り付けられる3種類があります。そのため、どのような目的でシール印刷を施すのかを明確にする、これにより3種類の粘着剤のいずれかを選択しやすくします。強粘着の接着剤は、永久接着タイプで恒久的に貼り付けるときに適した材料です。

永久の名称が付いていますが有機溶剤などを使うことでシールを取り除くことは可能です。3種類の材料の中では最も耐久性が強いため屋外などで使うのに最適です。再剥離が可能な材料は弱粘着タイプで、シールを貼り付けても比較的簡単に剥がせます。弱粘着タイプは、一度剥がすと粘着力が弱いため再利用することはできません。

仮に、再利用も必要となったときには再貼り付けタイプを選択しましょう。ただ、シール印刷のラベル素材が紙系の基材を使ったときには3種類の粘着剤を選択することは可能ですが、フィルム系の場合は永久粘着と再貼付タイプのいずれかを選択となり再貼り付けタイプは選択できません。そのため、再貼り付けが必要なシール印刷では表面基材を紙系にする必要があります。このように、シール印刷ではどのような目的で制作を行うのか、これにより利用する材料がかわることがわかるのではないでしょうか。

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